腰痛の85%は原因が特定出来ない!というのは、前回お伝えいたしました。
今回は、その腰痛に効果的な体操を紹介したいと思います。
背骨コンディショニングの理論で言う腰痛とは、仙骨と腰椎が歪んだことにより坐骨神経が牽引されて伝導異常を起こす!となります。
歪んだ状態が長く続くと、神経が固くなり、痛みを感じなくなる「鈍麻」になってしまいます。

ずっと腰が痛かったのに、最近痛みが無くなってきたわ!何もしてないのに!
これが鈍麻です!何もしなくて、腰痛が改善されることは無いです。もし当てはまるようなら要注意ですよ!
こんな状態になっていても、背骨コンディショニングの体操を続けたことで改善された方々がいらっしゃいます。
それでは、その基本的な体操を実際にやってみましょう。
まずは、「足まわし」
上手く回せましたか!?スムーズに回せない方は、仙腸関節がズレて固まってしまっています。テレビを見ながらでもいいので、毎日やってみましょう!!
片足ずつ 内回し30回、外回し30回を目安に行なってください。
次に、「上体たおし」
腰から左右に動かすイメージで行います。床と肩をつけるのがキツい方は、腰椎と仙腸関節と股関節が固くなっています。毎日することで、少しずつ動かしやすくなってきます。
片足ずつ 30往復を目安に行ってください。
最後は、「坐骨神経ストレッチ」
ビリビリとした感覚が足の裏側に走ります。痛すぎない程度で30秒〜1分伸ばします。
私がグループ体操で行うやり方は、右足を上げている場合、
①踵を天井方向に伸ばしながら膝も伸ばす。
②左手側のタオルを引っ張り、足の小指側を天井に向け、踵を天井方向に伸ばす。
③右手側のタオルを引っ張り、足の親指側を天井に向け、踵を天井方向に伸ばす。
④最後はもう一度②の状態にして、そのまま左足の方向へ足をたおす。
左足も同様に行います。
いかがでしたか!?最後の坐骨神経ストレッチは少し痛かったですよね!
膝が伸びない!痛すぎて無理!という方は要注意です!!毎日ちょっとずつやってみてください。そして、この3つの体操は毎日しても大丈夫です。この体操に慣れてきたら、仕上げの筋トレを入れていきましょう。
仕上げの筋トレは、「バックキック」
背中を丸めるのがポイントですね。骨を支えているのは筋肉ですから、少しキツくても続けてやってくださいね。トレーニング間隔は2〜3日ほど空けてください。毎日すると超回復出来なくなるので、逆に効果が出ません。
まずは、体操で関節や神経をゆるめるところから始めていきましょう。
いきなり全部やろうとせず、一つずつでもいいので継続してやることが大事です。