個別指導を受けている方の紹介で来られたSさん。(75歳 女性)
首の付け根(頚椎7番周辺)の痛みと右手の痺れで病院に行くと、
頚椎狭窄症と診断されて接骨院や整体などに通っていたようです。
他にも両膝の痛みや頭痛、帯状疱疹の症状が出たりと、かなり辛い思いをされていました。
骨の歪みをチェックすると、
仙骨の左斜転+後方変位、腰椎と胸椎下部の左変位+かなり後方変位、頚椎7番かなり後方変位、
頚椎1〜2番の右捻転+右変位と全体的に歪みが大きく、背骨が固まっている状態でした。
特に注目したのが仙腸関節。
指で押すと、鉄板が入っているみたいにカチカチ。
まずはここを何とかしないと背骨の固さが抜けないので、
基本の「足まわし」と「上体たおし」をかなり時間をかけて行い、
バックキックでさらに大臀筋と仙腸関節に刺激を与えたところ、
見事に仙腸関節の固さが抜け、頚椎から腰椎まで固さが抜けていました。
あとは背骨矯正で仕上げ。
骨が正しい位置に戻ると神経が緩み、筋肉のハリも無くなり可動域がUPします。
Sさんは頚椎7番周辺が楽になり、首の可動域が改善されたのを実感されていました。
頚椎狭窄症で手の痺れがあると、どうしても「原因は首にある」となりますが、
なぜそうなったのか?と原因を掘り下げていくと、
実は仙骨の歪みよって引き起こされていたことは経験上よくあります。
同じ症状でお悩みの方は、一度背骨コンディショニングをお試しください。
Sさんには宿題をお伝えしたので、来月どう変化しているか楽しみです。
またこのブログで報告しますね〜。