蝶形骨は頭蓋骨の仙骨!?

学び・講座

先日、背骨コンディショニングのスペシャリスト養成講座の矯正練習中に日野理事長が面白い発言をされました。

 

日野理事長
日野理事長

蝶形骨って頭蓋骨の仙骨なんだよね!

 

大谷
大谷

頭蓋骨の仙骨・・・。

 

仙骨と言えば、背骨コンディショニングが最もフォーカスしている骨です。

仙骨は背骨の土台となっている骨で、土台が歪めば、その上にある腰椎・胸椎・頚椎も歪んでしまいます。(背骨コンディショニングではこれを代償姿勢という)

蝶形骨がそれと同じ役割を果たす重要な骨だということなんですね。

 

ところで蝶形骨ってどこの骨!?という方は下の写真をご覧ください。

頭を右斜め後ろから見た解剖写真です。青色になっているのが蝶形骨。

よく見ると、脳幹の「橋」から出ている三叉神経や「中脳」から出ている動眼神経と滑車神経、「橋」と「延髄」の間から出ている外転神経が蝶形骨の隙間や穴を通っています。あとは、大脳から出ている視神経も通っています。

 

確かに、蝶形骨がズレると、これらの神経が引っかかる可能性がありますよね!

そこに仙骨の歪みによる代償姿勢で、頚椎1番と2番が後方変位すれば脳神経がかなり牽引されて、これら脳神経の伝導異常を引き起こし、様々な不調が出てくることは安易に想像できます。

 

動眼神経・滑車神経・外転神経は動眼筋を支配していますから、眼の動きに支障が出たり、眼圧にも影響する可能性があります。ドライアイもそうですよね。

 

三叉神経は咀嚼筋を支配していますから、伝導異常により咀嚼筋の動きが悪化し、側頭骨もズレてしまう可能性もあります。蝶形骨と側頭骨のズレにより、頭痛が起こることもあります。

 

そう考えると、「蝶形骨は頭蓋骨の仙骨」という言葉はすごく納得!

 

骨の歪みから痛みや不調が出ているのに、薬や手術に頼っても的外れな結果になってしまいますよね。骨の歪みは本当に怖いとつくづく思います。

 

最後に頚椎をゆるめる体操をご紹介します!


めまいや耳鳴りがある方は、様子を見ながら行ってください。

副交感神経が刺激されるので、寝る前がお勧めですよ。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました